
Q 当期に設立(取得)した海外子会社の為替換算調整勘定の増減分析の留意点を教えてください
当期から試算表を同期して進めて行くと思いますが、個社連結PKGの「為替換算差額」タブの「前期末」の数字(外貨、円貨)がゼロになってしまい、正しい増減分析ができなくなってしまいます。(為替換算差額 もご参照ください)
現状は「前期末」の数字を手入力で入れることができないので、以下の手順で反映してください。
①前期末の「個別試算表」タブに、設立(取得)時のBS残高をインポート
②前期末の「個別修正・換算後」タブにて純資産のHR金額を入力(個別修正・換算後 の「2-2 通貨が外貨(JPY以外)の場合」ご参照)
これにより、当期の「為替換算差額」タブにて為替換算調整勘定の増減分析が正しくできるようになります。
ただし、上記①及び②により、前期末の数字がその分増えてしまっているので、以下を必ず行ってください。
③前期末の「開始・連結仕訳」メニューにて、上記①及び②の結果の反対仕訳を計上する(種別は「その他」等で計上してください)
これにより、前期の数字に影響を与えず、当期の為替換算差額タブにて為替換算調整勘定の増減分析が可能になります。