増減分析をする(期間比較)
kansapoで増減分析(期間比較)をする方法をご紹介します
はじめに
0-1 期間比較とは
- 期間比較とは、四半期ごとの数字を比較する画面です
- 監査法人による監査をする際に、試算表の数字を四半期ごとに並べて表示させ、増減額や増減率を計算しヒアリングした概況との整合性を確認したり、作成する監査調書の1ページ目に使用したりします
- 四半期ごとの動きを確認することができるため、監査法人による監査目的以外にも経営分析等のために有用な情報です
Step1 「期間比較」メニュー
1-1 「期間比較」をクリックします
Step2 同期する
- 2-1 会計データを同期する をご参照ください
Step3 内訳を確認する
3-1 タグ別の内訳を確認する
- freeeの試算表APIで公開されている「取引先」「品目」「部門」「セグメント1〜3」のタグ別試算表で内訳を確認できます
- 大きな増減にはメモを入れることができます( メモする ご参照)
(取引先別の展開例)
Step4 増減額・増減率等による絞り込みについて
- 増減分析をする(残高、増減額・率による絞り込み&条件保存) をご参照ください
Tips① 表示される期間
①-1 選択年月が「期末」又は「四半期末」の場合
- 例えば3月決算の場合で、画面右上の年月を「2020/03」と選択すると、四半期ごとに以下の期間が表示されます
前期末 | 当第1Q | 当第2Q | 当第3Q | 当期末 |
---|---|---|---|---|
2019/03 | 2019/06 | 2019/09 | 2019/12 | 2020/03 |
- (画面右上の年月)
- (表示される期間)
①-2 選択年月が上記(「期末」又は「四半期末」)以外の場合
- 例えば3月決算の場合で、年月を「2020/01」と選択すると、以下の期間が表示されます
前年同期 | 前期末 | 当第1Q | 当第2Q | 当第3Q | 指定年月 |
---|---|---|---|---|---|
2019/01 | 2019/03 | 2019/06 | 2019/09 | 2019/12 | 2020/01 |
- (画面右上の年月)
- (表示される期間)
Tips② 比較される数字
②-1 BSとPL・CR
- それぞれ以下のような比較がなされます
試算表の種類 | 比較される数字 |
---|---|
貸借対照表 | 前期末残高との比較(増減額、増減率) |
損益計算書、製造原価報告書 | 前年同期残高との比較(増減額、増減率) |
- (貸借対照表)
- (損益計算書、製造原価報告書)
Tips③ 科目、明細で絞り込む
③-1 確認したい項目で絞り込む
- 期間比較、月次推移画面では、「科目名」「明細名(取引先、品目、部門、セグメント1〜3)」で絞り込みが可能です
- また、絞り込める件数は複数選択可能です
- 絞り込んだ状態でCSV出力すると、絞り込んだ項目だけが出力されます
③-2 「科目名」による絞り込み
- この状態でブックマークしておけば、再度絞り込む必要がなくこちらの画面が開けます
③-3 「明細名」による絞り込み
- 1つの取引先に対して債権債務がどれくらいあるかを瞬時に確認可能です
Tips④ どこに増減内容(メモ)を残すか
④-1 明細と科目を分けて記載する
- 取引先別等の内訳には、その内訳特有の増減についてメモを残し、それらを集約した内容を勘定科目のメモに残すのがおススメです
(内訳と勘定科目にそれぞれ記載)
Tips⑤ 明細の並び順について
⑤-1 選択した年月における「降順」で並ぶ
- 取引先別、品目別、部門別に明細を展開した場合の並び順は、選択した年月における「降順」(金額が大きい順)になるように設定されています
- 月次推移及び部門別予実についても同様にできます
(例:期間比較BS)
Tips⑥ 科目・明細の列幅を調整する
⑥-1 科目・明細列の上にある「>」を左クリックで動かす
- 折り返してしまっている科目・明細名がある場合
- 折り返しが解消するまで広げる
留意点
①-1 「口座」の内訳について
- 口座については内訳をあえてkansapo内に取り込んでいません(口座のタグ別の内訳を確認する意味がないため)
- 「+」マークがありますが、展開しても何も出てこないのでご留意ください