カスタム部門・セグメント別に予算を設定する
kansapoのカスタム部門・セグメント別に予算を設定する方法をご紹介します
Index
Step1 カスタム部門・セグメントを作成するStep2 「予実」メニューStep3 予実画面にて予算を設定する部門名をクリックStep4 予算フォーマットをダウンロードStep5 ダウンロードされた予算フォーマットを埋めるStep6 入力した予算フォーマットをインポートするStep7 手入力カスタム科目の予算を設定する(カスタム部門のみ)Tips① 予算の策定にあたり前期の数字を参考にしたい場合Tips② 明細別(取引先別、品目別)の予算を設定したい場合Tips③ 効率的な予算フォーマットの埋め方[sampleあり]Tips④ 予算の名称を変更するTips⑤ 予算同士を比較するTips⑥ 複数のカスタム部門の予算を一括インポートする方法Tips⑦ インポート済みの予算を編集する方法留意点FAQNext Step:カスタム部門・セグメント別PL・CRに実績値を同期する
Step1 カスタム部門・セグメントを作成する
- 1-1 カスタム部門を作成する 及びカスタムセグメントを作成する をご参照ください
Step2 「予実」メニュー
2-1 「予実」をクリックします
Step3 予実画面にて予算を設定する部門名をクリック
3-1 予算を作成するカスタム部門・セグメント名をクリックしてください
- クリックすると予実月次推移画面に遷移します
Step4 予算フォーマットをダウンロード
4-1 「予算」ボタンをクリックしてください
- 遷移した予実月次推移画面にて「予算」ボタンをクリックします
- ※PLタブ、CRタブのいずれのボタンも共通なので、どちらでクリックしても大丈夫です
4-2 「予算フォーマット」ボタンをクリックしてCSVをダウンロードします
Step5 ダウンロードされた予算フォーマットを埋める
5-1 予算フォーマットの以下赤枠部分を埋めます
- 勘定科目は必要に応じて追加してくださ(freeeの勘定科目名と同名としてください)
- 赤枠の勘定科目の部分だけ埋めてください(合計や段階損益はインポートされた数字に基づき自動計算されます)
5-2 注意点
- ① 予算はkansapo外(Excel等)で作成し、そちらをご利用ください(「Tips③ 効率的な予算フォーマットの埋め方[sampleあり]」をご参照ください)
② 合計や段階損益はインポートされた数字に基づき自動計算されますので、勘定科目にだけ金額を入れてください(合計や段階損益に金額を入れても、自動計算された数字が表示されます)
- そのため、インポートするCSVは以下のように必要最低限の内容だけでも問題ありません
③ A列「カスタム部門」には予算をインポートする先のカスタム部門名が入ります
- なお、下の欄に別のカスタム部門を続けて入力することによって、複数のカスタム部門の予算を一括インポートも可能です
④ B列「カテゴリ」には、以下の項目が入ります(インポートされた勘定科目や明細別の金額に基づき自動計算されますので、金額を入力する必要はありません)
- 売上高
- 売上原価
- 売上総損益金額
- 販売管理費
- 営業損益金額
- 営業外収益
- 営業外費用
- 経常損益金額
- 特別利益
- 特別損失
- 税引前当期純損益金額
- 当期純損益金額
⑤ C列「階層」には、以下の項目が入ります
- カテゴリは自動計算されるためインポート情報としては不要なため、以下では勘定科目・明細のみ記載します
- (以前より変更あり)科目及びその明細の階層はすべて「2」になりましたので、インポートするCSVの階層列には「2」を入れていただければと思います
階層 | 勘定科目(PL) | 勘定科目(CR) | 明細 |
---|---|---|---|
1 | - | - | - |
2 | カテゴリが「売上高」「当期商品仕入」「他勘定振替高(商)」「他勘定振替高(製)」「販管費」「営業外損益」「特別損益」「法人税等」の科目 | カテゴリが「材料費」「労務費」「製造経費」「期首仕掛品棚卸」「期末仕掛品棚卸」の科目 | 左記科目の明細 |
3 | - | - | - |
4 | - | - | - |
5 | - | - | - |
- ⑥ 当期実績を同期しないと空のフォーマットが出力されてしまいますので、その場合は以下「[Sample]予算フォーマット」をご参照ください
- ⑦ PLとCRは1つのCSVにまとめて作成してください
Step6 入力した予算フォーマットをインポートする
6-1 「予算インポート」ボタンをクリックします
6-2 予算名を入力します(デフォルトでは年月日時分秒が設定されています)
- 一括インポートの場合はすべてのカスタム部門(セグメント)に同一の予算名が登録されます
6-3 インポートされると上記で設定した予算名で履歴が残ります
- 予算名を変更したい場合は「編集」ボタンをクリックして変更してください(詳細は「Tips④:予算の名称を変更する」をご参照ください)
6-4 予算の履歴について
- 予算の履歴は各カスタム部門でそれぞれ12個まで残ります
- 12個インポートすると以下のようなアラートが出て来ますので、不要な予算を削除してお使いください(12個を超える過去予算につきましてはアップロードしたCSVファイルを保管する等で管理してください)
Step7 手入力カスタム科目の予算を設定する(カスタム部門のみ)
7-1 手入力カスタム科目の予算を設定する
- 手入力カスタム科目の予算の設定については、「カスタム科目(手入力)を作成する 」の「Tips① カスタム科目(手入力)の内容(予算・実績)をCSVインポートして登録する方法」をご覧ください
- 計算式によるカスタム科目は、予算設定により自動計算されますので、手入力カスタム科目のみ上記リンク先よりご対応ください
Tips① 予算の策定にあたり前期の数字を参考にしたい場合
①-1 「ダウンロード」ボタンをクリックします
①-2 「数値項目」を「前期実績」で絞り込みます
- ①-3 数字を予算フォーマットに貼り付けます(※合計列を除く)
Tips② 明細別(取引先別、品目別)の予算を設定したい場合
②-1 明細別予算フォーマットのダウンロード
- 「予算フォーマット」ボタンをクリックする際に、「取引先別」又は「品目別」にすることにより、ダウンロードされるフォーマットが明細別になります
②-2 作成したフォーマットをアップロード
- 明細の数字のみ入力すればOKです。科目合計は自動計算されるようになっています
- 例
- 売上高(取引先:A社 30,000)、売上高(取引先:B社 50,000)だけ入力
- 売上高合計(30,000+50,000=80,000)は自動計算
- 作成した予算フォーマットを、「取引先別」又は「品目別」にした画面の状態でアップロードしてください
- フォーマットのサンプルは「[sample]予算フォーマット」の「明細あり(取引先別、品目別)」をご覧ください
②-3 明細別の予実分析が可能に
- 実績値との比較も明細別に可能ですので、より詳細な予算を設定したい場合はこちらもご利用ください
Tips③ 効率的な予算フォーマットの埋め方[sampleあり]
③-1 内訳の勘定科目も含めて、統一のフォーマットを利用します
- 各部門の予算を入力する際に、統一のフォーマットを利用すると、全社の予算を合算する際に効率的になります
- 勘定科目はfreeeの勘定科目名を利用する必要があるので、統一させておくことでkansapoへのインポートをスムーズにすることができます
- 具体的には、以下のような統一のExcelフォーマットを作成します
- サンプルフォーマットは以下「③-4 サンプルフォーマット」をご覧ください
- ※以下画像(赤枠)では合計欄や段階損益に計算式を入れていますが、入れていなくてもkansapoが自動計算してくれます
③-2 回収した内容をCSVにしてアップロードします
- 各部門・セグメントの予算の登録は回収したExcelをCSVにしてアップロードするだけです
- (注)ファイル形式は「CSV(コンマ区切り)(.csv)」にしてください(他の形式だとアップロードに失敗することがあります)
③-3 全社予算は合算するだけ
- カスタム部門・セグメントですべての部門・セグメントをマッピングした全社部門・セグメントを作成し、そこに全部門・セグメントの予算合計をアップロードすることで、会社全体の予実分析が可能になります
- 全社予算の合計は、各部門・セグメントに作成してもらった上記1のExcelの予算数値を合算するだけです
③-4 【Sample】フォーマット(カスタム部門の場合)
Tips④ 予算の名称を変更する
④-1 「予算」ボタンをクリックします
④-2 「編集」ボタンをクリックします
④-3 予算名を編集して保存ボタンをクリックします
④-4 予算名が変わっていることを確認
Tips⑤ 予算同士を比較する
⑤-1 予実月次推移画面で比較予算を選択します
- 「比較予算」に比較したい予算のバージョンを選択します
- 以下例では予算(補正予算)と比較予算(当初予算)としています
- 数値項目に「比較予算」「予算差額」が表示されます
⑤-2 見やすいように数値項目を絞り込みます
- 数値項目欄で「予算」「比較予算」「予算差額」で絞り込むことも可能です
- 「比較予算」欄で比較対象となる予算を選択していないと、数値項目で「比較予算」「予算差額」を選択しても絞り込みはできませんのでご注意ください
⑤-3 CSVエクスポートして加工する
- エクスポートボタンをクリックすることで、CSVで比較・加工することも可能です
- 出力されたCSVはこちら
⑤-4 単月の予実画面でも比較可能
- 予実月次推移画面にて、特定の年月をクリックすると出てくる画面です
- こちらの画面でも、「比較予算」を選択することで比較が可能となっています
Tips⑥ 複数のカスタム部門の予算を一括インポートする方法
⑥-1 予算CSVのA列「カスタム部門」に、インポートしたいカスタム部門名を続けて入力します
⑥-2 上記で作成した予算CSVを任意のカスタム部門の予算月次推移画面でインポートします
- どのカスタム部門の画面でインポートしても問題ありません
- A列の「カスタム部門」の予算として登録されます
Tips⑦ インポート済みの予算を編集する方法
⑦-1 利用場面
- 現在の予算をカジュアルに変更したい場合にご利用ください
⑦-2 操作方法
- 予実月次推移画面にて「予算」ボタンをクリック
- 現状入っている予算のダウンロードボタンをクリック
- ダウンロードされた予算CSVを加工してインポート
⑦-3 留意点
- 確認後、カジュアル変更予算を削除することを忘れないようにしてください(最新版の予算として表示されてしまいます)
留意点
① 作業単位について
- 一括インポートが可能です
- インポートする画面はどのカスタム部門(セグメント)の画面でも可能です
- PLとCRはそれぞれ予算CSVを作成ではなく、1つのCSVに合わせて作成してください
② 合計や段階損益について
- 合計や各段階損益も手入力になりますので、数字が合っているか必ずご確認ください
③ 予算設定で利用できる勘定科目・タグについて
- 利用できる勘定科目・タグは、過去kansapoに同期したことがあるもの以外でも可能です
- ただし、freeeに登録する予定の名称と同じ名称にしてください
- 勘定科目についてはfreeeの勘定科目の設定で新規登録しておいてください
④ 登録できる予算の履歴について
- 予算の履歴は各カスタム部門でそれぞれ12個まで残ります
- 12個を超えて登録したい場合は、古い予算の履歴を削除して登録してください
- また、インポートしたCSVは保管しておいていただければと思います
⑤ テスト検証の場合の注意点について
- kansapoに実績値を一度も同期したことがない場合は、予算をアップロードしても表示されません
- テストの場合は適当に実績値の登録もお願いします